工事担任者・失敗しない勉強のコツ【合格体験談】
考える人

・工事担任者を受けたいけれど、勉強方法がわからない。
・勉強の時間はどれくらいなんだろう。
・理系でなくても、大丈夫かな?

こういった疑問に答えます。

この記事の内容

・体験に基づいた実践的な勉強法のコツがわかる。
・勉強する書籍についてわかる。
・合格後の未来についてわかる。

私は、まったくの別業界から通信業界へ34才のときに転職しました。
デジタル1種に合格したのが33才のときです(ずいぶん歳を喰ってました)。
その後、いくつかの変遷をへて大手企業へ就職することに成功。
現在は、自営業で通信工事に携わっています。
保有資格は、AI・DD総合種です。

工事担任者・失敗しない勉強法のコツ

過去の問題集を中心に勉強過去と同じ問題が60~70パーセントでるため、過去問を暗記するだけでも、合格に近づけます。

直近の過去問から60~70パーセントでるということではありません。前々年、その前ぐらいの年の試験から60~70パーセントでるということです。

もちろん、これは正確なデーターがあるわけではなく、私の個人的な推測です。

デジタル1種を受験したとき、私は過去3期の問題集(リックテレコム)を勉強して、合格しました。

過去問題集を3冊、買って勉強したのです。
おおよそ80点以上の点数がとれたので、過去問3期分をやれば合格圏内だと思います。

 

2期前以降の過去問は書店では販売されていないので、ネットか出版社から購入するとよいでしょう。

私の場合、インターネットのない時代に受験したので、直接、東京都文京区のリックテレコムまで行って、購入しました。

ちなみ、過去問題集はリックテレコムが一番です。これ以外の選択肢はないと個人的に思っています。

勉強時間はどのくらい

私は7ヶ月ほど勉強して合格しました。もちろん、仕事はしていました。

ただし、当時の私は、自営業のため、会社員よりも少し余計に勉強する時間があったかもしれません。

それでも、時間のあるときは、寸暇を惜しんで勉強していました。休日は朝か夕方までファミレスで、コーヒーをガブガブ飲みながら問題集を解きまくっていたのです。

おおよそですが、休日は4時間~五時間、平日は1時間~2時間ぐらい勉強していたと思います。飲み会や仕事が忙しかったりして、まったく勉強しない日もありました。

そのおかげで、『基礎』『技術』『法規』の3科目を1発で合格することができました。

あの時は、とにかく気合いが入っていました。いま、当時のように勉強できるかといえば、ちょっとシンドイかもしれません。

なので、あなたが勉強時間に多くを割けないのでしたら、科目別合格をねらったほうがよいかもしれません。

すでに通信業界に勤めている方でしたら、『技術』か『法規』あたりから受けてみてはどうでしょうか。

なぜならば、『基礎』は、1年以上の実務経験によって免除になるからです。

一番、難しい『基礎』が免除になれば、たいへん気が楽になります。個人的には、『基礎』と比較して、『技術』と『法規』は、かなり簡単だと思います。

ちなみに、第2種電気工事士の試験と比べると、筆記試験は勉強する範囲が狭く、簡単だった印象があります。

これから通信業界へ転職する人も、『基礎』の免除をねらえ

通信業界未経験で、勉強時間がない人は、『技術』だけでも合格して、転職する手もあります。

私は、34才、未経験で、デジタル1種に合格しましたが、通信工事会社の社長の言葉がいまも印象に残っています。

それは、
「デジタル1種をとったら、もう他のアナログ1種など、とる必要はないよ」
という言葉です。

そうです。原則、工事担任者は会社に一人いればいいのです。それでも、会社が工事担任者を多く求めるのは、会社の「信用」と「挌」を上げるためです。

だから、科目合格で「入社後に合格します」とアピールするだけでも、熱意が伝わり、採用される確率が高くなります。

 

『技術』さえ合格していれば、『法規』など楽勝です。

ちなみに、私はアナログ1種を受けたときに『法規』を甘く見すぎて、1回、落ちています。でも、3科目の中で『法規』は一番、簡単です。なぜならば、その後、2~3週間の勉強で法規』は合格しました。

『基礎』を受験するなら数学の勉強も必要

なぜ、こんなに『基礎』を毛嫌いするかというと、やはり難しいからです。

まず、数学の勉強が必要です。対数や2次方程式、3角関数、因数分解などです。

学生時代、私の数学の成績は、いつも「1」か「2」で、大の苦手科目。

本をいくら読んでも因数分解だけはわからなかったので、知り合いの高校生に解き方を教えてもらったりもしました。

実際、『基礎』の試験のとき、因数分解が出題されてのですが、緊張していたため、普通にかけ算をして、正しく解くことができませんでした。

それでもデジタル1種は合格したので、あまり難しい問題は捨ててもいいでしょう。

DD1種の『技術』は、過去問以外の出題も多い

DD1種の『技術』は、過去問の解説も、しっかり覚えること。

DD種の『技術』は、AI種と違い、過去問以外の問題が多く出題されると、聞いていましたが、本当にそうでした。

そのことを事前に知っていた私は、『技術』の過去問の解説の内容も暗記していたので、合格することができました。

暗記と言っても、丸暗記はとてもじゃないですが、無理です。

「ここは出そうだな・・・」と思ったところを蛍光ペンなどでマークして、覚えるようにしました。

また、自分が苦手な問題や解説のところに付箋を貼って、繰り返し勉強しました。

テキスト(教科書)を読みまくって暗記するなどということは、絶対にやってはいけません。範囲が多すぎて覚えきれないからです。2~3期前の過去問の解説を覚えれば十分です。

 

とにかく、過去問と解説をくりかえして解いたり覚えたりすればいいだけです。

工事担任者は、けして難しい試験ではないので、ぜひ、あなたもチャレンジしてみてください!

合格後の未来はどうなるのか

合格後の未来はどうなるのか

正しい手順を踏めば、いい仕事に恵まれます。

ITや通信業界は成長し続けているので、常に人材が不足しているからです。

私は、38才のときに通信事業の大手で派遣社員として働きましたが、2年後、正社員になることができました。

40才ちかくなって、大手の一流企業の正社員になれるとは夢にも思いませんでした。

こうゆう話は、私だけでなく、よく聞く話です。それだけチャンスのある業界といえるでしょう。

また、このときも工事担任者の資格が、大きなアピール材料になったことは言うまでもありません。

技術を身につけたかったら中小か零細企業へ

しかし大手企業だったため、技術が身につきません。工事の工程管理みたいな仕事が多く、現場仕事は、ほとんど無いからです。

いつか独立したい人にとっては、大手はあまり向かないかもしれません。

 

サラリーマンは安定していていいのですが、人間関係や組織のプレッシャーなど、つらいこともたくさんあります。

安定して稼げるのでしたら、独立したほうが、何倍もストレスのない生活がおくれます。

繰りかえしますが、ITや通信業は成長産業です。仕事はたくさんあります。独立しても成功する確率が高い業界といえましょう。

いまから振り返ると、小さな会社でもいいので、PBXやビジネスホン工事が身につけられる会社にいけばよかったかな、と思うこともありました。

こちらの記事で体験的に仕事内容が説明されています。

IT通信業界は幅が広い

現在ならば、CiscoのCCIEを目指して、ネットワークエンジニアを目指すのもいいかもしれませんね。

ちなみに、CiscoのCCIEの受験料は、ものすごく高いです。自腹ではとうてい賄えない金額です。会社で認められて、会社負担で受験するしか道はないかも。

しかし、IP-PBXならば垣根が低いので、挑戦する価値はありそうです。今は、PBXやビジネスホンに代わり、IP-PBXの時代になりつつあるからです。

IP-PBXやネットワーク機器工事・保守の技術を磨いていくのも、よいかもしれません。

このようにIT通信業界といっても、進歩が激しく、いろいろな仕事があります。

高所作業車や梯子を使って、電柱工事をするガテン系から、ネットワーク通信網の設計をするエンジニアまでと、とても幅が広いのです。

機会があれば、もっと詳しく、その点についても解説したいと思います。

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