仕事でマニュアルのない職場はビジネスチャンス【通信業界体験談】
考える人

・新しい内勤の業務をまかされたけれど、マニュアルがない。
・同行研修で先輩が丁寧に教えてくれない。
・工事のミスや事故が頻繁に発生しているどうすればいいんだ?

こういった疑問に答えます。

記事の内容

・マニュアルを自分でつくれば、職場での評価が上がることがわかる。
・人を使う立場になった場合、効率的に指示ができる。
・マニュアル化して後輩を指導すれば、感謝される。

新しい職場や部署で、先輩が丁寧に教えてくれなかったり、マニュアル(手順書)がなかったりすると、とてもシンドイですね。しかし、これは逆にチャンスでもあります。

あなたが受けたつらい経験は、他の人も同じように感じているはずです。マニュアル化して丁寧に後輩に教えてあげれば、あなたの評価は高まります。そのほか、いろいろな利点があります。

私も同じ体験をしているので、そのことを書きました。

仕事でマニュアルのない職場はビジネスチャンス【通信業界体験談】

とにかく新しい仕事を覚えるのは、けっこう大変です。親切な先輩や詳しい手順書があれば楽ですが、私が経験した職場では皆無でした。

内勤業務でも現場作業でも、親切に教えてくれる先輩は、10人に一人いるかいないかぐらいでした。もちろん、わかりやすいマニュアル(手順書)なんてありません。

そして「早く覚えろ!」というプレッシャーがのしかかってきます。

アルバイトや非正規社員の場合、プレッシャーに耐えきれず、辞めてしまうことも少なくありません。社員にとっても、ひとつの関門でもあります。

私も出向先の通信工事会社で酷い目にあいました。耐えきれなくなった私は、出向元の会社へ「元の職場へ戻してくれ」と文句を言い続けたことがあります。

しかし、つらいことばかりではありません。その後、劣悪な職場環境のおかげで、得する出来事がいくつかありました。

劣悪な職場はビジネスチャンスの場でもある

考えてみれば、ビジネスというものは「人の困った」を解決することです。人が困らなければ、そこに仕事は存在せず、お金がもらえないからです。

だから見方を変えれば、劣悪な職場環境というのは「人の困った」にあふれており、ビジネスチャンスの場ともいえるわけです。

当時の職場で私以外に困っていた人は、上司です。私は、そこの上司に、やたらと文句や愚痴を言いましたが、クビになりませんでした。

逆に「絶対に辞めないでくれ!」と懇願される始末。私が辞めたら、その業務は回らなくなるからです。

しかし、他人のことを気にかけるほど、私には精神的な余裕はありません。「上司(他人)の困った」を解決してやろうなどとは、考えもしませんでした。ビジネスチャンスととらえることができなかったのです。

ところが、なんとか我慢して、その業務を続けた約半年後、ビジネスチャンスがやってきました。

自分で手順書をつくったら、上司に認められた

半年後、仕事の業務量も減り、新しい上司が就任したころです。劣悪な職場環境の頃と違い、私は、その上司に対して文句や愚痴を言わなかったおかげで、人間関係は良好でした。

精神的、時間的に余裕ができた私は、手順書(マニュアル)を自分でつくるようになりました。少しでも業務を改善しようと思ったからです。

最初にミスや事故の多かった工事案件の手順書を作りました。すると、その工事案件に関するミスや事故はゼロになったのです。その他、改善できるところはマニュアル化したり、データーベース化(Accessを使用)して改善しました。

現状の仕事のやり方を少し改善しただけなのですが、新しい上司は大喜びです。そして「正社員になって、ずっと一緒に仕事してくれないか」とまで言われました。

ミスや事故が起きるたびに発注元や上役に謝らなければいけません。それが減ったのですから、喜ぶのは当然ですね。

後輩や同僚からも感謝された

上司だけでなく、後輩や同僚からも感謝されました。移動や派遣で移ってきた後輩に、OJTと手順書を元にしたOFFJTで、きめ細かく教えたのです。

他の部署や仕事で、やはり私と同じように嫌な思いをしていたらしく、とても喜んでくれました。後に独立してからも、その後輩や同僚から利幅の大きい仕事をもらうことができました。

後輩を指導する場合、丁寧に教えない人は多いですが、親切に教えると、とても感謝されることを知りました。

同じミスが繰りかえされる原因は何か

当時の職場で、なぜ同じミスが頻繁したのでしょうか。理由は単純です。データーベース化と共有(シェア)がされていなかったからです。目の前の仕事に忙殺されて、先のことは考えられていなかったのです。

通信工事に必要な部材や手順書が揃っていれば、なかなかミスは起きるものではありません。

繰りかえしますが、マイクロソフトのAccessで協力会社や工事に必要な部材の管理、また過去に発生したミスの共有をしました。

WordやExcelで手順書やチェックリストを作成。これらの作業をするようになってから工事ミスが減りました。

これほどIT化がすすんだ今日でも、職人的で適当な管理しかしてない通信工事会社が、ホント、多いです。

しかし、これを逆手にとり、ビジネスチャンスに繋げていくのも面白いかもしれませんね。