・どのように勉強すればいいんだろうか?
・合格した後は、どうなるんだろう?
このような疑問に答えます。
・勉強のしかたの参考になる。
・合格後、どのように役に立つかがわかる。
古い話ですが、私がCCNAに合格した当時は、受験料が15,000円のころでした。
最近、本屋で受験料が45,000円にもなっているのを知って、驚きました。と同時に、それだけ価値にある資格なんだと、改めて思いました。
試験の内容もかなり変わっているようですが、基本的な勉強方法は変わっていないはずです。
私の合格体験が参考になれば幸いです。
工事担者りも評価される資格!
CCNAは通信業界でも重宝される資格です。業務によっては工事担任者以上に評価される資格と言ってよいでしょう。
なぜならば現代の通信工事は昔と違い、データー通信工事が大きな比重を占めているからです。データー通信、はTCP/IPというネットワーク・プロトコルを使います。
携帯や固定電話の音声通話でさえも、大部分がTCP/IPで制御されています。
TCP/IPのネットワークを制御するためには、ルーターが必要です。ルーターといえばCiscoというくらい圧倒的シェアを占めています。Ciscoルーターの認定資格であるCCNAは、通信業界でも、とても重視されている資格です。
そのため、通信工事会社でも社員にCCNAをとるように奨励するところが増えてきます。
当時は、CCNA資格保有者で経験が半年ほどあれば、月給80万円という条件の求人もありました。ずいぶん好待遇です。まだCCNA資格者が少ない頃だったので、このような破格の条件が提示されていたのでしょう。
そして、高給に目がくらんだ私は、「CCNAをとってみよう」と、欲が出ました。
CCNA試験が日本で始まったころは、英語での試験しかなかったのですが、私が受験をしようと決めた頃には日本語の試験になっていました。
さっそくテキストと問題集を購入して、勉強を始めました。もちろん、仕事がありましたので、通勤時間や休日に集中して勉強しました。
工事担任者で試験勉強の要領をつかんでいた私は、テキストは1回だけ読み、後はひたすら問題集を解きまくりました。
3週間弱の勉強でCCNAに合格した
CCNA合格への学習期間は1~2ヶ月といわれていましたが、私は3週間弱の勉強で受験して合格しました。
受験料が1万5千ですので、最低でも1ヶ月は勉強しようと思ったのですが、問題集を2週間も勉強したら、ほとんど全問正解に近い状態になりました。
「これ以上、勉強しても意味がない」
と思い、私は勉強を始めてから20日ほどで試験を受け、合格したのです。
試験問題は、ほとんど問題集と同じ問題がでました。工事担任者よりも、かなり簡単な試験だと思ったものです。
日本で始まって間もない頃の試験だったので、それほど難しい試験ではなかったようです。
約1年後、CCNAは難しい試験になっていた
簡単な試験だと思っていた試験が、1年後、かなり難しくなっていました。当時、同じ職場の同僚二人が受験して、二人とも不合格だったのです。
その二人は、私と違い、勤務中に勉強するように会社から指示され、朝9時から夕方5時半ぐらいまで集中的に勉強していたのです。
会社としては、一人でも多くのCCNA資格者を得たいという意図だったのでしょうか。給料をもらいながら勉強できるなんて、とても恵まれています。
ところが二人とも落ちてしまったのですから、不思議です。よほど頭が悪かったのでしょうか?いや、違います。問題が難しくなっていたのです。
二人とも問題集を全問正解できるほどになっていたのですが、試験では問題集とは違う問題が多く出て、落ちてしまったのです。
その後、二人は、テキストもしっかり勉強して合格しました。
合格者が増えてくると、それを抑えるために問題が難しくなるようですね。問題集だけでは合格は難しくなるため、基本的な勉強が必要になってくるのでしょう。
もし、身近にCCNAの合格者いたら、どんな問題が出たか聞くのが一番です。しかし身近に合格者がいないと難しいです。また、そのようなケースを想定して、試験問題の種類を増やしているかもしれません。
通信工事でもCCNAを使う機会がある
私はCCNAを取得した後、とくにその資格を生かせる機会もなかったのですが、ある日、突然、必要になったのです。Ciscoではない他メーカーの法人用・ADSLルーターの設定で役に立ちました。
ADSLルーターにコンフィグ(ネットワーク構成)を記述するのに、CCNA試験で勉強した知識が使えました。
はじめてコンフィグを設定したのにもかかわらず、問題なく設定と工事を完了することができたのです。だからCCNAは、かなり実践的な資格だと思いました。
その後、そのADSLルーターのコンフィグ入力用ツールができたため、コンフィグを記述する作業はなくなりました。それでも不具合などがでた場合、コンフィグに間違いないか確認するうえで、CCNAの知識は役に立ちました。
縁があればIP-PBXの仕事にも携われたかもしれませんが、その機会はありませんでした。当時は今ほどIP-PBXが出回っていないのもその理由です。
もし、今後、チャンスがあれば取り組んでみたい仕事です。
ネットワークの部署に移った
その後、通信事業者への出向を命じられ、そこで全国のネットッワーク網の仕事に携わりました。出向を命じられた理由は、CCNAを保有しているということでした。
しかし、実際にCCNAの知識を遣う機会はあまりなく、工程管理が主な仕事です。ネットワーク構築の仕事はCCNPをもったベテランが携わり、私は補助という役割でした。
そこで、もう少し仕事ができれば私もネットワークの構築の仕事ができたのかもしれません。しかし、会社の都合で出向は終わり、通信系の仕事にもどりました。
いまから考えると、私の年齢がもう少しわかければ、出向先にいられたと思うのですが、この時、すでに40才を越えていました。まわりは自分より年下の若い人だらけだったので、会社としても使いづらかったのかもしれません。
だからネットワークエンジニアを目指すのであれば、30代の前半ぐらいまででないとキビシイかも。
しかし、通信工事関連のネットワーク工事でしたら40才をすぎても十分、仕事はあります。
LANケーブルの配線工事をしながら、ネットワーク機器の電気工事、それに伴うネットワーク設定は、けっこう年配の人も多いです。
CCNAは3年で失効してしまう資格ですが、勉強して得た知識は無駄にはなりません。私もCCNAの更新の試験は受けていません。
CCNAは独占業務資格ではなく、知識を証明する資格だからです。また、受験料や勉強時間がもったいないです。
私の仕事の範囲では、「以前、CCNAをもっていました」ということで十分だと思っています。工事担任者と第2種電気工事士の資格でなんとかやっていますので!
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