「空き家再生ビジネス」に興味をもち、本などで勉強をはじめたのですが、どうも畑違いの業界なので、いまいちピンときません。
頭の中がポワ~ンとした状態です。
そこで、じっくり基礎から学ぼうと思い、宅建士の資格試験の勉強をはじめました。
最初は、もちろん、「試験に合格しよう」という野心はなかったのですが、勉強しているうちに面白くなり、あわよくば合格を夢見るようになってしまいました。
しかし、合格できるほどの勉強時間がない!
・・・と思っていたのですが、効率的な勉強方法が見つかったのです。それは過去問だけに集中する勉強方法です。
過去問だけ勉強して合格した人がいる
この動画では、解説者がご自身の体験で語っています。
テキストの勉強はしないで、過去問だけ勉強して合格したとのこと。
※【宅建に絶対合格したい方必見】限られた時間の中で最大限の成果!効率よく勉強するなら完全にこれ!【独学で1発合格したい方】
たしかに宅建のテキストを読んでも、頭に残らないですよね。効率が悪いと思います。
私は工事担任者試験のときは、テキストは数回程度しか読みませんでした。頭に入らないからです。第2種電気工事試験やCCNA試験のときも同じです。
しかし、この動画の人のように、まったくテキストを読まないで、問題集だけで合格した人がいるとは思いませんでした。とても驚きました。
ほかの動画を見ると、テキストを何度も読んだという人ばかりです。私もテキストは何度も読んだ方がいいのかと思っていました。
問題集だけでいいのなら、そのほうがず~と楽です。時間の短縮にもなります。
だから私は、問題集だけで勉強することに決めました。
この動画の人は、分野別過去問題集と年度ごとの過去問題集で勉強したそうです。ネットや動画で見ると、分野別過去問題集だけで合格した人もいました。
現在、私は分野別過去問題集だけで勉強しています。このほうが知識が効率的に定着すると思ったからです。
本当に問題集だけで合格できるのか試してみる
たとえ受験して不合格になったとしても、ある程度、点がとれれば良いのではないかと思っています。
私の場合、あせって合格する必要もありません。不合格になったら、また来年に受験すればいいのですから。
今年は、半分、実験のつもりで受験してみます。
私がもっている分野別過去問題集は、「みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別」です。
この問題集は、一応、ひととおり学習しました。まだ、わからない問題も多いので、これから何回もくり返し学習する必要があります。
この問題集1冊だけにしようと思ったのですが、今日、一冊、別の問題集も買ってしまいました。
それは「出る順 ウォーク問 過去問題集 ②宅建業法」です。
「みんなが欲しかった!」の問題集は、本を開くと向かって左ページが問題で、右ページが答えと解説になっています。
最初、このレイアウトのほうが学習しやすかったのですが、ある程度、知識が増えてくると、かえって学習しづらくなりました。答えを隠しながら、問題を解かなければならないからです。
その点、「出る順」のほうは、向かって右ページに問題があり、その答えと解説は、次のページにあるため、いちいち答えを手で隠したりしないですむので、楽です。
本もコンパクトで、手軽に勉強できます。
「出る順」はお風呂に入っている時にも、使っています。風呂での勉強は気分転換になって、効率が上がります。
また、万が一、湯船に本を落としても、「出る順」は分野別が個別に売られているので、その分だけ買えばいいので、少し安心です。
しかし、問題や解説の読みやすさは、「みんなが欲しかった!」のほうが全然すぐれています。それぞれの本の長所を生かせて、利用すれば良いかと思いますね。
問題集によって、問題の内容が違うので、知識が広がる
そして、この二つの分野別問題集を比べると、掲載されている問題がかなり違うのです。
たとえば、無免許での不特定多数への転貸借が違法かどうかの問題が、「みんなが欲しかった!」では1問しかなく、しかも解説がとても短いです。
ところが「出る順」では、3問もあり、解説も詳しいです。
この原因は、この2冊の分野別問題集は、過去問の他にオリジナル問題が、多く掲載されているからです。
だから、2冊の問題集で、より広範な問題がカバーできるということですね。
この「転貸借が違法かどうか」に関することで、興味深い本がアマゾンで売られています。それは「常識破りの『空き家不動産』投資術」です。
画像引用:amazon「常識破りの『空き家不動産』投資術」の販売ページ
この本では、宅建免許なしで、不特定多数に空き家を又貸して、稼ぐ方法について解説しています。そして「違法」だというレビューが、たくさんありました。
私も当初は、違法だと思っていましたが、「出る順」で勉強して、違法でないことがわかりました。
こうゆうことが解ると、「宅建の勉強っておもしろ!」と思ってしまい、ますますモチベーションが上がります
問題集は、脳に刺激を与えて記憶を定着させる
先に紹介した動画の解説者は、問題と答え、解説をひたすら読んだそうです。
「棚田行政書士の不動産大学」の動画では、解説から読んで、それから問題を読むことをすすめています。
しかし、私の場合は、とにかく問題を解いて、それから答えと解説を読むようにしています。
問題を解いて間違えると、「あ~、まちがえちまった!くそー」となります。それをくり返すと、格段に記憶の定着がよくなります。
問題集の重要な役割は、問題を読んで知識を増やすことと、「あ~、まちがえた!」というイヤな刺激を、脳に与えることではないかと思います。
さらに、難しかった過去問が、だんだん簡単に感じられ、「こんなの簡単じゃねーか」となっていく快感も、脳に強烈な刺激を与えます。
つまり、過去問で自分の脳に飴と鞭を与えて、コントロールできるのです。
子供のころの思い出でも、怖かった時や楽しかった時のことは、かなり鮮明に覚えているものです。それと同じですね。
ある意味、試験勉強の効果とは、どれだけ脳にイジワルして、キモチ良くさせるかの量によって決まるのではないでしょうか。
そのような点から見ても、問題集を中心とした学習方法は、理にかなっているのではないかと思います。
高額な学習教材は、いらないと思う
営業妨害になるので名前は控えますが、Youtubeで、やたらと不安を煽る宅建の学習動画があります。
一種の情報商材の宣伝みたいです。
私もその動画を見ているうちに、その高額な教材を買いたくなってしまいました。しかし、よく考えると「高額な金額を払う価値なんてあるのか?」と思ってしまいます。
宅建の学習をはじめたばかりの初心者(私もそうです)は、その動画を見ることによって不安になり、買いたくなってしまいそうですが・・・。
宅建の試験は、知識が7割で、問題の解き方が3割ではないかと思います。
いくら宅建の知識があっても、クニャクニャした引っかけ問題に対応できません。また問題集をやらないと、頭に入りません(ド素人の意見ですが)。
問題集をやり続けると、答えが解らなくても、文章の感じから「これは引っかけで、これは間違いだな」ということが、少しずつ解ってきます。
やはり、まず問題集を徹底的にやり尽くすことが、合格への近道ではないでしょうか。
毎日、問題集を読んでいると、不思議と面白くなってきます。この状態を維持して、試験まで頑張ろうと思います。