責任やリスクも大きくなりますが、元請けになれば、その分、利益が大きくなります。
1日2万円から3万円ほどの下請けの人工と違い、一現場で5万円から10万円以上の稼ぎになることもあります。最初は、元請けで受注できる仕事は少ないでしょうが、下請けの仕事もしながら、元請けでの仕事をすれば安心です。
また、下請けで世話になっている元請さんを、逆に下請けとして取引すれば、その元請けさんに喜ばれます。注意したいのは、元請けさんの取引先とかぶらないことです。
そこさえ注意すれば、信頼できる下請さんとなり、お互いにハッピーです。
では、どのようにして、元請けの電気工事会社として仕事をとればいいのでしょうか?
不動産屋に営業して元請けになる
町を歩けば不動産屋にあたる、というぐらい不動産屋は多いです。
不動産屋を営業のターゲットにすれば、営業先に困りません。大手だと難しいですが、小さな不動産屋ならば、取引しやすいです。
現代は人手不足の時代です。何軒かあたれば、必ず受注できます。
私も以前、フローリング・コーティングで不動産屋や建築会社を営業したことがあるので、わかります。
といっても20年も前の大昔のことなので、まだインターネットも、あまり普及していない時期でした。副業として、営業をしていました。
当時、新聞のチラシの不動産屋などへ電話してアポをとり営業していました。いまならホームページやSNSを通じて営業することもできるでしょう。
小さな不動産屋からも仕事が受注できましたが、大手の仕事もとれてしまったのです。
電話でアポをとるときの労力は、大手も町の不動産屋でも、あまり変わりがありません。大手の場合、利益は大きいですが、その分、大きな仕事が多いので一人ではできません。下請けさんやアルバイトを集めるのに苦労します。
だから最初は、小さな不動産屋から仕事をもらったほうがいいかもしれません。
営業が苦手でも仕事はとれる
「でも、おれは営業なんてやりたくねぇ~」という方も多いことでしょう。
なにも電話のアポや飛び込みばかりが営業ではありません。賃貸に住んでいたら、そこの管理会社に声をかけてみるのも手でしょう。人手不足で困っていることも多いので、話を聞いてくれる確率は高いです。
あるいは、親せきや知人に聞けば、不動産屋のひとつや二つは紹介してくれるはずです。もしかしたら、不動産屋のほうで職人を探しているかもしれません。
リフォーム会社に丸投げするよりも、手間はかかりますが、電気工事なら電気工事の職人に直接、依頼したほうが安くすむからです。
職人の人手不足の現代は、職人が営業すれば、とても仕事がとりやすい状況なのです。
いずれにしろ、最初から大きな売上は見込めませんが、信頼が得られれば、人脈もでき、やがて大きな取引へつながることでしょう。
最初の第一歩が大事ですね。
簡単なホームページをつくって営業できる
いまは、ひな形があるので、個人でも簡単に安くホームページがつくれます。
余裕のある人は、簡単なホームページで営業することも可能です。
不動産屋のホームページからメールアドレスを取得して、メールでアピールして自分のホームページに誘導するのです。googleアナリステックスというツールを使い、その不動産屋が熱心に自分のホームページを見たかどうかがわかります。
その不動産屋へメールか電話アポで営業をかけます。最初は、無料か格安で仕事を受け、信頼を得ることが大事です。
正直、私は、まだこの方法は使っていません。これからやってもようと思っています。なかなか面白そうな営業方法だと思います。
この方法を試したいと思った切っ掛けは、下の書籍を読んでからです。
※画像引用:Amazonn販売ページ www.amazon.co.jp/dp/4416618522
これは、ホームページの「問い合わせフォーム」に営業の文章を入れて、営業する方法とは違います。「問い合わせフォーム」から営業メールを送ったら、相手は確実に気分を害します。最近、「問い合わせフォーム」からのメール営業が増えているからです。
上記の本は、メールアドレスを「問い合わせフォーム」から取得して、普通のメールとして相手に送る方法が解説されています。これなら、メールを受け取った相手も営業メールとは思わず、つい読んでしまうことでしょう。
私も試してみたら、結果を報告します!