住宅リペアで独立するメリットとデメリット

 

考える人

・住宅リペアで独立したいけれど、どうすればいいのかな。
アルバイトや業務委託、FCがあるけれど、どれがいいのかな。
・どれくらいの期間で仕事をおぼえて、独立できるのかな。
・住宅リペアの独立のメリットデメリットを知りたいな。

こういった疑問について書いています。

この記事でわかること

・住宅リペアで独立するための効率的な方法がわかる
・おおよその仕事の取得期間がわかる(私の経験の範囲)
・住宅リペアの独立のメリットとデメリットがわかる

通信業界では、メタル回線(ISDN、アナログ)から光回線に移行しつつあります。
私は長年、宅内のメタル回線の仕事を主にしていたため、仕事が激減しました。
そのため光回線の仕事をするようになったのですが、これがヤバイ!
高所作業がやたらと多いのです。7mの3段梯子をのぼっての作業は危なくてキツイです。
「こんなのやってられねぇ~!」と思った私は、他業界ですが、住宅リペアにチャレンジしました。
そのときの体験を書いています。

住宅リペアの独立は、FC(フランチャイズ)、アルバイト、業務委託がある

なぜ、住宅リペアを選んだかというと、安全だからです。高所作業や危険な工具を使う作業がありません。重いモノをもつ力仕事もありません。

また、いまの仕事と少し関連する部分もあります。通信工事でドライバーを落とし、フローリングにキズをつけたことがあったからです。

キズの大きさは直径5mmくらいぐらいですが、クレームを避けるため、住宅リペア業者に依頼して、直してもらいました。

すると、キズはきれいに直りましたが、10分ぐらいの作業で2万円も請求されました。

私は「いい商売だな」と、うらやましくなりました。

家に帰り、ネットで「住宅リペア 独立」で検索すると、FC(フランチャイズ)のサイトがいくつか見つかりました。

募集内容を見てみると、どのFCも開業資金が高いです。なかには目の玉が飛び出るほど開業資金が高いFCもありました。

高い開業資金とロイヤリティを払うだけの価値があるのなら解りますが、そうでないのならば生活は火の車になります。

儲かるか儲からないかなんて、実際に加盟してみないとわかりません。大きな博打になってしまいます。

ほかにも、いろいろ調べてみるとアルバイトや業務委託で募集している会社がありました。

結局、業務委託を選んだ

アルバイトの場合、当然ですが、開業資金や月々のロイヤリティなんてものはありません。逆にお金をもらいながら仕事を覚えることができるのです。道具や材料も会社もちです。

FCとは天と地ほどの違いがあります。

しかし私の場合、年齢的にアルバイトで採用されることは難しそうなので、業務委託でさがしてみました。

すると、未経験でもOKの会社がありました。

ただし、アルバイトと違い、道具や材料は自分もち。仕事で賠償責任が生じた場合、保険で弁償しなければなりません。それ以外は、アルバイトとほとんど同じです。

莫大な開業資金と月々のロイヤリティがかかるFCと比べたら、断然、お得でリスクも小さいです。

私は、業務委託でその会社の仕事を請け負うことにしました。

住宅リペアは難しい!業務委託かアルバイトがおすすめ

座学の研修を終えたあと、OJT(現場研修)をうけてみると、メチャクチャ難しかったです。初日はキズ1個も直せなかったのです。

フローリングなど住宅建材との色合せをしたり、補修箇所の表面を平にしたりするのですが、これがなかなか上手くいきません。そこそこできるようになるまで1ヶ月以上かかりました。

その間「おれは、この仕事に向いていないんじゃないか」と何度も思いました。そして、もし、FCに加盟して住宅リペアの仕事をしていたら、たいへんなことになっていた、と思いました。

自分に向いていない仕事だと思って、FCで途中でやめたら大損です。また、FCで研修を受け、いきなり現場にでるのは、かなり怖いと思いました。

私の場合、ベテランの人が常にそばについてくれているので、安心でしたが、いきなり一人で現場にでたら、パニックになります。取引先からの信用も無くし、仕事を続けられるのかどうかもあやしいです。

つくづくFCでなくて良かったと思いました。

ただ、私はFCに加盟したことはありません。これは個人的な感想なので、ご了承ください。FCで成功している方もいるようなので、FCに興味がある場合、加盟した人の話を参考にするとよいでしょう。

自宅でも練習できるのがリペアの良いところ

さて、技術の取得の期間ですが、木部(フローリング・建具等)は約3ヶ月です。これは、住宅リペア関係のYoutube動画やネットでも言われているので、一般的な目安ともなります。

ただし、効率的に学べた場合です。

忙しい時期ですと、一緒についている先輩も、あまり丁寧に教えてくれません。では、どうすればよいのか?

ホームセンターでフローリングや巾木、カラーボックスなどを買ってきて、自宅で練習するのです。

とくにスプレーを使った艶消しや塗装は、現場では、なかなか教えてもらう機会が少ないです。これは自宅で練習して、現場で先輩に頼んで実際に作業しないと、なかなか身につきません。

スプレーの場合、他の部位を汚してしまうリスクがあるので、しっかり養生して慎重におこなう必要があります。

木部以外のアルミサッシやステンレス、外壁などについては、経験がないため解りません。でも、雰囲気的に木部が一番、覚えるのに時間がかかりそうです。また、一番、仕事が多そうです。

住宅リペア独立のメリットとデメリット

どんな仕事にもメリットとデメリットがあります。

住宅リペアの場合、閑散期が長いことです。といっても仕事内容によってバラつきがあります。

新築マンションは、春から夏場が閑散期。新築戸建ては、春から夏場が少し閑散期です。中古マンションも似たようなところでしょうか(中古は経験がないのでよくわかりません)?

ただ、作業できる住宅リペアの種類が多ければ、閑散期でもそれなりに仕事があります。その証拠にネットの求人情報サイトに、閑散期でも一定の住宅リペアの求人があります。

初心者は、フローリングや建具などの木部を最初に覚えることが多いです。このほかアルミサッシやステンレス、外壁などの住宅リペアができれば、引き合いが多くなるそうです。閑散期の求人でも、木部以外もできる職人が求められているようです。

私は、まだ閑散期に仕事ができるレベルに達していないので、電気工事の仕事を請負うことにしました。秋からの繁忙期になったら、また住宅リペアの仕事を再開する予定です。

安全のほかに住宅リペアのメリット(魅力)は、難易度の高い仕事ができるようになれば、報酬が高くなる点です。

住宅は、さまざまな材料からできています。その分、リペアの種類も多いのです。できる仕事が増えた分、収入が増やすことができるのは、通信工事の仕事には無い魅力のひとつです。

さらに、下請け仕事だけでなく、直接、不動産会社や末端ユーザーに営業ができる点です。

職人が年々、減少している建設業界です。リペア職人も減少の一途です。営業しやすい業種といえます。また、ネットを利用しての集客も可能です。

通信の関連のリペアも含めて営業すれば、相乗効果が期待できそうです。

・・・ということなので、私は、ある程度、仕事を覚えたら、ホームページを作成して、営業していこうと考えています。